2015
6/21

BOOK

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砂の王国

著:|出版社:

「美しい国の再チャレンジ」

大手証券会社に勤め
何億もの金をクリックひとつで動かす男。

男がいた場所はピラミッドの9合目。

スリルな日々と眺めの良さは格別だったが
一歩足を踏み外しただけで
底辺まで一気に転げ落ちた・・・

栄光の日々は去り
ネットカフェで寝泊まりしながら
仕事を捜し
再起を図る日々。

しかし、運はまだ回ってこず
僅かな所持金は底を尽き
遂には、路上生活を始める。

男は、他人には水を与える余裕がない
砂漠のような都会の片隅で
絶望していた。

そして、同じく路上生活を送る
ある男に、出逢い
奇跡の大逆転を始める。

———-

僕が宗教を題材にしたこの本に
出逢う前のお話しです。

数人の友人と
「もし、自分たちが新興宗教を立ち上げたら
どんな風になるだろう?」
なんて話で、思いの外盛り上がりました。

まず、団体名。
貢献すれば、上がるヒエラルキーの名称。
パラディン山村(仮名)など。

あとは、代表を守る7人の側近がいて
彼、彼女らは「ホーリーガーディアン」と呼ばれる。
なんて、設定を思い付く度にきゃっきゃっと
声を上げて楽しんでいました。

で、本作を読み驚いたのが
男たちが宗教団体を立ち上げて
巨大化させていく様が

僕たち素人の下らないタラ話と
共通しているところが
少なからずあったという事です。

つまり、宗教とは無縁の生活を送っている人間にも
実は宗教、信仰心とは
すごく身近にあるものなのです。

う~ん。
「信仰とは?」という話になると難しいですが

特に信仰心を持たない。

特定の宗教団体に属していない。

我が国においては
僕を含めそんな人々も多いはずです。

よくそんな人々を
唯物論者なんて事を自他ともに
認識しているようですが

僕個人としては、
特定の宗教を持たない=唯物論者
ではないと思います。

一度でも、そしてこれからも
見えないものに対して祈った事や
畏怖を感じない人などいるのでしょうか?

・・・残念ながらいるかも知れません。
いるなら、多分危ない人なので
お近づきにはなりたくありません・・・

話を戻します。

つまり、特定の宗教に属さなくても
人間はなにかしらの信仰心を持っていると思います。

それを消し去ることは
シェンロンでもきっと無理です。

とは言え、しつこい危ない宗教も多い昨今。
「私は、唯物論者ですから!
羽毛布団は買いません!」
とシャットダウンしてしまい気持ちは
痛いほど解ります。

僕の場合は、
「信仰はもっとふわふわ、ドキドキ、
僕のどこかで存在していて
そして普段はその控えめなものに
実はすごくお世話になっている」
位の感じで拝んでおります今日この頃。

———-

こんなブログを読んでくれる優しい方々は
きっと信仰心の厚い方だ。

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