2019
10/14

BOOK

COMMENT:0

地獄の世紀 上・下巻

著:|出版社:

「Too Young to Die!」

まだ17歳だった少し寒い春の日。

あの日も母親は、いつものように
友達と自分の為に、パイを焼いてくれた。

父親も、いつものように
一台しかないテレビを
譲ってくれた。

バタバタと、走り回る弟は
いつものように、自分に、お小遣いをせがんできた。

そう。あの日は、いつものように
優しい家族に囲まれ...

2019
9/24

BOOK

COMMENT:0

未来職安

著:|出版社:

「きみはなぜ働くか。」

この国が、
1%の労働人口と
99%の非労働人口(生活基本金受給者)
の運営によって最適化される以前は

人間が車を運転していたらしい。

有人のお店があったらしい。
(しかも、24時間365日営業のコンビニも)

信仰の有無に関わらず、病める時も健やかなる時も
儀式にはみんなで参加していたらしい。...

2019
9/19

BOOK

COMMENT:0

R帝国

著:|出版社:

「イケスカナイ本」

朝起きると、国がまた
戦争を始めていた。

人口の半分の人間が
投票を放棄しているとは言え
僕らの国は、歴とした民主主義であって

国民が悩みに悩んだ後
選んだ代表者たちが
全てを決めている。

そうだから
4年に1度位で行われる戦争の誘致も
僕らが望んで起こしているとも言える。

でも、本当のところ...

2019
8/24

BOOK

COMMENT:0

怪奇探偵 リジー&クリスタル

著:|出版社:

「決して死なない、見えない絆」

頭脳明晰セクシークールな探偵リジー。

真面目でSFオタクな助手クリスタル。

二人の元に持ち込まれる事件は

奇妙な惨殺死体。

映画の中に閉じ込められた男。

錬金術師の危険な実験。

必ず賭けに勝つ男の秘密。

異次元から現れた獣。

といった並みの名探偵なら
「本日は、閉店しました」と
逃げ出してしま...

2019
8/03

BOOK

COMMENT:0

老人と犬 RED

著:|出版社:

「失意の足跡」

老人と老犬は、日だまりの中
ゆっくりと川釣りを楽しんでいた。

老人は、老犬の大好物である
白身の魚を釣り上げるべく
器用に釣り糸をヒョイヒョイと引く。

そして、老犬は、もう見飽きたはずの
主のくたびれた手をキョロキョロと
今日も見守る。

そう彼らは、最高のパートナーだった。

そこへ、3人の少年...

2019
6/28

BOOK

COMMENT:0

禅僧が教える心がラクになる生き方

著:|出版社:

「仏教とは生きるためのテクニック」

「自分を大切にする」ことをやめる。

「置かれた場所」で咲けなくていい。

情報の99%はなくていい。

人生は、ネガティブで当たり前。

感情が揺れてもかまわない。

すぐに「答え」を出そうとしない。

「夢」や「希望」がなくても人は生きていける。

「この世」より「あの世」を心配しなくていい。

などなど...

2019
6/27

BOOK

COMMENT:0

猫も老人も、役立たずでけっこう

著:|出版社:

「ものさし」

猫は、笑うらしい。

猿は、猫に萌えるらしい。

大人こそ、本ばかり読んでないで
たまには、虫捕りに行ったほうがいいらしい。

僕らは、そもそも迷惑な存在らしい。

自分が死んだ後の事は、死んでみないと解らないらしい。

らしい。らしい。らしい。
はて、センセイ、そう言えば人間らしいって何でしょうか?

...