こんな記事もあります。※「地下の読書倶楽部」の記事をランダムに 7 件表示中
紙の本を読まなくなっているらしいので、これはチャンスと言わんばかりに
日々の読書活動で感じたことをゆるり、ゆるりと書いていきます。
読書の魅力を、森のような優しさと、時に稲妻のような力強さと、
「しかし何よりも良枝には、父、茂の気持ちが一番気懸りなのでした・・・」
的な事で、当サイトに迷い込んだ皆様にいい本を
紹介したいのでございます。
「ここで、働かせて下さい」
貧しい椅子職人の男は
ひとつ、またひとつ
美しい作品を仕上げる度に
椅子に座る上級国民の
生活を想像しては、陰鬱なため息を吐いた。
ある日、職人の元に
大型の椅子の注文が入る。
その椅子の大きさは、中に空洞でもあるとしたら
一人の人間がすっぽり
入ってしまう程の大きさ。
そして、男は、仕上げた椅子に
夢想した通りの
自分の部屋を作り
持ち主には、絶対内緒のルームシェアを始める。
さて、椅子の行く先はどこへ?
そこで、椅子男が出逢う恋模様の結末は?
———-
先週買った。あなたの椅子。それ大丈夫ですか?・・・
他の記事は以下からもご覧頂けます:
フクロウの地下倶楽部|地下の映画倶楽部|地下の読書倶楽部|
その他テキスト
こんな記事もあります。※「地下の読書倶楽部」の記事をランダムに 7 件表示中
コモダ ショウタロウ
Twitter : @ningenneko
→ このサイトについて
映画紹介
本紹介
コモダ ショウタロウ
Twitter : @ningenneko
→ このサイトについて
コモダ ショウタロウ
Twitter : @ningenneko
→ このサイトについて
コメント一覧
コメントが 4件 あります。
薄気味悪いお話でしたが、いつのまにか怪しげな世界にのめり込んでました。
以前、テレビドラマで見た覚えがあるのにオチを覚えてなかったのは、途中で寝ちゃったのかも。小説の方がはるかに面白いです。
手の届かない女性へのこういう歪んだ欲望って、男性なら多少はあるものなのかな?…なんて答えづらい質問は、しない方が良いでしょうか?(….って、もうしちゃってますが(笑))
ラストはもう、絶句でした!!!
このオチは、読む人によって受け取り方が変わりそうですね。
毎度、コメントありがとうございます。
おぉ。もう読んだのですね。
嬉しいです。
えぇ何を隠そう。
僕の場合、歪んだ欲望しかありませんよ。
ラストは、どうなんでしょうねぇ。
女性の読者の方が、最後のオチは、色んな事を想像するようですよ。
私のおかしな質問に答えて下さり、ありがとうございます。
思わず吹き出してしまいましたよ。
さすがショウタロウさん!
こういう結末を読者の想像に委ねるタイプのお話、嫌いじゃないです。
スカッとはしませんが、色々と想像力をかきたてられて楽しいから。
しばらくは乱歩様漬けの日々になりそうな予感がします。
乱歩漬け。
とてもいいと思います。
色褪せない乱歩作品。
是非、お楽しみ下さい。