「新潮社」に該当する記事:4 件 | 全 4 件中 1〜4 件目を表示しています。

2014
8/18

BOOK

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羆嵐

著:|出版社:

「嵐と生きた人々」

北海道の開拓村を熊が襲い7人の男女を殺害。

自然はその圧倒的な力で男、女、子供、老人、善人、悪人、
問わずその命を奪う。

それは人間もまた自然の一部だからだ。

それでも、最愛の人を無残に奪われた
村人たちは、
人間として生まれた限り
人間としての死に方を切望する。

そして、村人たちはある孤...

2014
8/05

BOOK

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異邦人

著:|出版社:

「太陽が、まぶしかったから」

彼は、友人の女関係に、関わり人を殺した。

「動機は、斬りつけられた友人の報復か?」と問われ。
彼は「いえ、太陽のせいです」と答える。

彼は、言う。「母親の愛、他人の死、そんなものが、なんだろう
自分は、幸福だったし、今もなお幸福であることを悟った。
後は、大勢の人々が、私の死を憎悪を持って、
...

2014
7/21

BOOK

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深夜特急 文庫全6巻

著:|出版社:

「異邦人」

著者である沢木氏が乗り合いバスメインで、
香港からロンドンまで旅する紀行エッセイ。

旅先で出会う優しく逞しい人々 様々な宗教、
貧しくとも誇りのある生活。

———-

紀行文の代表作。

ここは、紀行エッセイとは書かず敢て
紀行文と記し紹介させて頂きます。
その理由は特にはございません...

2014
7/17

BOOK

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「赤い部屋」 江戸川乱歩傑作選 抜粋

著:|出版社:

「そうら、うつよ」

カーテンが赤い、壁が赤い、照明が赤い、とにかく赤い
そんな気が狂いそうな部屋で7人の男の告白は続く。

そして、今日初めてこの部屋を訪れた男が
ポツリ、ポツリと話し出した。

「・・・私は何をやっても楽しくないのです。
ひとつの悪行を除いては…」

何をやっても満たされない男の唯一の遊び、
それは絶...