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2019
9/24

BOOK

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未来職安

著:|出版社:

「きみはなぜ働くか。」

この国が、
1%の労働人口と
99%の非労働人口(生活基本金受給者)
の運営によって最適化される以前は

人間が車を運転していたらしい。

有人のお店があったらしい。
(しかも、24時間365日営業のコンビニも)

信仰の有無に関わらず、病める時も健やかなる時も
儀式にはみんなで参加していたらしい。...

2019
6/18

BOOK

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人間椅子

著:|出版社:

「ここで、働かせて下さい」

貧しい椅子職人の男は
ひとつ、またひとつ
美しい作品を仕上げる度に
椅子に座る上級国民の
生活を想像しては、陰鬱なため息を吐いた。

ある日、職人の元に
大型の椅子の注文が入る。

その椅子の大きさは、中に空洞でもあるとしたら
一人の人間がすっぽり
入ってしまう程の大きさ。

そして、男は、仕上げた...

2019
5/26

BOOK

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姑獲鳥の夏

著:|出版社:

「シュレディンガーの猫」

昭和27年。

戦後間もない東京で奇妙な事件が起きる。

その事件の内容とは
「20箇月もの間、子供を身ごもった女と
ある日、忽然と姿を消したその夫」

そんな駅のクズ箱に捨てられている三文雑誌
の見出しのような事件の内容に
興味を持ったこれもまた三文文士がいた。

文士は、事件に欝々と考えを巡らせ
...

2015
6/21

BOOK

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砂の王国

著:|出版社:

「美しい国の再チャレンジ」

大手証券会社に勤め
何億もの金をクリックひとつで動かす男。

男がいた場所はピラミッドの9合目。

スリルな日々と眺めの良さは格別だったが
一歩足を踏み外しただけで
底辺まで一気に転げ落ちた・・・

栄光の日々は去り
ネットカフェで寝泊まりしながら
仕事を捜し
再起を図る日々。

しかし、運はまだ回っ...

2014
9/23

BOOK

COMMENT:0

パノラマ島奇譚

著:|出版社:

「時計じかけの白昼夢」

自称小説家の青年は
夢ばかり見ていた。

そして
その怪しい夢の延長に迷い込み

自分と瓜二つの顔を持つ
資産家の青年と
人生をすっかり入れ替えてしまう。

他人の人生と
莫大な富を手に入れた
青年は

その頭の中で描き続けていた
100色柄の虹を

誰も知らない
孤島に、築き上げてしまう・・・。

——...

2014
9/19

BOOK

COMMENT:2

人でなしの恋

著:|出版社:

「ダメよ~。ダメダメ。」

イケメンボンボンの家に嫁いだ娘。

「なんの取り柄もない私がなぜ・・・?」

そんな不安は最初だけで、何不自由ない暮らしと
イケメンの愛をひとり占めする毎日。

娘は、そんな誰もが羨む女の幸せが
いつまでも続くと思っていた・・・。
そうあれを見付ける日までは・・・

———-

旦那様は、何も知らない
...

2014
9/18

BOOK

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深泥丘奇談(みどろがおかきだん)

著:|出版社:

「この世には、不思議なことは、たくさんある。」

おっかの上~。

・・・の奇妙な街で、
とあるミステリー作家が、迷いこむ。
九つの怪異。

どんな凄い鉄っちゃんも、
真っ青な
丘の向こうで、走る。
黒い列車のようなもの。

雨が長引くと、吊るされる、あれ。

人間には発音できない
*****に憑りつかれた女。

歪んだ場所にある変な病院。
その病院で...