地下の映画倶楽部fromフクロウの地下倶楽部

「愛することに疲れたみたい・・・」
そう書き残すと、彼女は車で北に向かった。

「もう、あなたになんかつまずかないわ」
そう誓い、アクセルを踏み込んだ矢先。
暗闇のハイウェイのなにかに豪快につまずいた彼女は
地下室で拘束された状態で目を覚ます。

身体の痛みと
なにがなんだか解らない状況で
混乱し...

このドブみたいな町で、
ちっとも汚れずに生きている二匹の猫は、
今日も空を跳び回る。

黒いほうは、血が好き。

白いほうは、冬が嫌い。

二匹が、目指した
太陽と青い世界は、どこかで二匹を待っている。

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ラクガキとくすんだ活気で溢れる町に、
住み着いた二人のストリートチルドレ...