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紙の本を読まなくなっているらしいので、これはチャンスと言わんばかりに
日々の読書活動で感じたことをゆるり、ゆるりと書いていきます。
読書の魅力を、森のような優しさと、時に稲妻のような力強さと、
「しかし何よりも良枝には、父、茂の気持ちが一番気懸りなのでした・・・」
的な事で、当サイトに迷い込んだ皆様にいい本を
紹介したいのでございます。
著:マックス ブルックス|出版社:文藝春秋
「腐ったミカンの方程式」
あの日を境に
マイホームも家族サービスも
コンビニスイーツも
スマートフォンも
水着のアイドルも
高齢化も少子化も貧困も
危険ドラッグも政治も
そして、原発事故も
すべて、生きている死者が呑み込んでいった。
そう僕らみんなが
なんとなく幸せに感じていたことや
途方に暮れるほど頭を抱えていた問題は
ゾンビたちがすべてバラバラに
引き裂いていった。
勿論、それは僕らの国だけじゃない。
その「世界同時多発ゾンビ」は
自由社会の経済や思惑。
共産主義、社会主義の思想や夢。
終わったことはないし
きっとこれからも終わらないと思っていた
あらゆる差別や民族紛争。
それらもすべて例外なくゾンビは呑み込んでいった。
世界は
チャリティーや祈りで手を取り合う事は
やはり出来なかったが
隣人、家族が
汚い死者になって自分たちを襲い始めた
あの日から
一つになった。
一つになった世界は
「We Are The World」を合唱しながら
死者たちとの戦争に突入していく。
そして、そのZ戦争に人類が勝利してから
10年、僕を含め
生者たちは何を語り
これから世界をどう生きていくのか?
———-
こんにちは。
本日は、あの戦争終結から10年を迎え
あの戦争が、いやあの現象を経験した
人類がどんな影響を受けたのか
そして、これからどんな世界を望むのか?
これを考えていきます。
まず、戦争後、出生率はもの凄く上がりました。
戦争前に言われた
恋人を作らない世代が一気に
家族を持ったことがまず大きな要因で
これは、俗に「ゾンビ婚」「Z婚」なんて言われますが
しかし、こういった傾向は
終戦後10年にして出た傾向であり
大国が、勝利宣言を出した
終戦直後は、人々の意識は
「こんな一度終わってしまった世界で
子供を産んでいいものか?
そもそも、ゾンビはもう現れないのか?」
等、明日を信じて生きていくことなど
出来ないようでした。
文化、芸術面への影響では
戦時中からも
人類軍を鼓舞するために
ゾンビ映画は沢山制作されましたし
これも戦前では世代を越えて
大衆に愛される歌
といったものは皆無でしたが
これも人類を奮い立たせるための曲が
数多く発表され
未だに、多くの人は
この曲に涙しています。
そして、10年経ち世界は
可能か不可能かはさておき
戦争前に戻る事が、目標になりつつあります。
インフラ復旧の大前提として
我が国は、改めて原発の不可欠なものしており
汚染水に浮かぶゾンビの群れを
どう除去するかを検討しています。
各国もまた高い壁を築きはじめ
ミサイルの方向を修正し
また、まっさらな問題を迎えようとしているようです。
若者の中では大人たちが行った
ゾンビ教育の成果は見えず
若者たちは、ゾンビの危険性を
正しく理解する事をせず
一部では人類、そして我が国がどんな脅威と
戦っていたのかさえ知らないというデータもあります。
我々が多くの愛するものを亡くした
あの恐怖の戦いは
どこから来て?
どこに去ったのか?
そして、あの戦争は
人類が星の数ほど行ってきた人間同士の争いと
同じく歴史に刻まれていくのでしょうか?
我々が憎み殺した相手は
姿、顔は人間ですが
決して人間ではなかったのですが・・・
著者:マックス ブルックス
カテゴリ:マ|小説
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コメント一覧
コメントが 2件 あります。
そうか・・・ゾンビにしちゃえばいいんだなぁ・・・
コメント、ありがとうございます。
明けましてあめでとうございます。
今年も腐らず、よろしくお願い申し上げます。