2018
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MOVIE

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刑務所の中

公開年:2002年| 製作国:日本

「塀の中のおいしい生活」

男はつぶやいた。

「悪事を働いたのに
こう毎日毎日、忘れもせずに飯をくれるもんだ・・・
まぁしかし
この美味い麦飯だけは止められん・・・」

甘く煮た金時豆。
大きな肉が入った春雨スープ。
牛丼、エビチリ、ヒレカツ、アジフライ、茶わん蒸し。
コッペパンにはさんで食べるマーガリン小倉。
月に一度の映画鑑賞とアルフォートと缶コーラ。
正月三が日にでるスペシャルメニュー。

刑務所の中は
厳格な規律と重い鉄の扉と
美味い飯で出来ていた。

———-

むむむ。
「務所の中では、クサイ飯を食わされる」
では、なかったのでしょうか?

しかし、考えてみると
労働基準法に沿った労働時間と
完全週休2日制。

そして
朝昼晩、必ず決まった時間に
適量で栄養バランスの取れた食事。

こりゃ美味くない訳がないか
とも思いますね。

当然、娯楽や自由は
厳しく制限されているでしょうから
まだまだ欲望元気な若い内は、きっついでしょうが

さて、年を取った受刑者はどうでしょうか?

規則正しい生活と
同じ境遇の仲間と
ちゃんとしたご飯。
ひょっとしたらこれ以外に望むものは無いのかも知れません。

それに刑期を勤め上げても、働き口がなく
再犯を繰り返して
温かい飯が食える塀の中に
何度も戻るうちに老いていく受刑者も
少なくないと聞きます。

「死刑になりたかった・・・」
とまでは行かなくても

「あの飯をまた食いたかった・・・」
という動機で犯罪に手を染める人たちは
いるのでしょう。

ロシアで有名な絶望先生は言いました。
「ある社会の文明の発達の度合いは、刑務所に入ってみることでわかる。」

僕らは
罪を犯した人々の反省と
人間らしい日々を
どう見つめていくべきでしょうか?

———-

時々、自分たちがいる場所が
塀の外なのか
塀の中なのか判らなくなる。

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