サバイバルファミリー
「電気があれば、なんでも出来る。」
ある穏やかな朝
大都市を原因不明の
停電が襲う。
困惑の中
多くの人々は、家族の元に留まることはなく
過去、未曽有の災害が起きた際も
同じくそうした様に
取り敢えず
そして、兎に角
職場、教室に向かった。
それが、失われた文明の利器を再起動させる
唯一の手段である祈りの儀式かのように。
しかし、祈りは何日も何週間も
天には届かなかった。
そんな多くの家族の中に
その4人家族はいた。
4人は
最後の火を求め
自転車ではるか西へ西へ向かう。
今までバラバラだった
歩みを
ボロボロになりながらも
ゆっくりゆっくり合わせながら。
———-
略奪、暴力をほとんど
排除したマイルドなサバイバル映画。
でも、とても現実味のある作品。
我が国なら
しばらくは、これぐらいの秩序はたもたれるのかなぁ?
なんて思えます。
さて、テーマはモチのロン
家族の絆みたいなことですが
その描き方が、いい感じに
説教臭くないんです。
ダメな4人は道中、ダメ同士
ダメよダメダメ~と、ダメ出しし合うのですが
そこは、議論の内容もダメだから
お父さんの頭と同じで不毛なもので終わります。
でも、4人は1人ではどうやったってダメだから
それなりに協力していく訳です。
実は電気が止まる前から
お父さんもお母さんも
お兄ちゃんも妹も
他に仕方がないから
一緒にいるし
もう言ってしまえば、他に仕方がないから
生きているのでしょう。
でも
だから
仕方ない同士
居なくなると悲しいし
仕方ない同士
ここは頑張るしかないと、思いあえる関係なのでしょう。
「仕方がない関係」
なんだか切なくて優しくて
大きなテーマでした。
ぜひぜひ、ご覧くださいませ。
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他に仕方がない。
監督:矢口史靖|主演:小日向文世|泉澤祐希|深津絵里|葵わかな
カテゴリ:コメディ|サ|ヒューマンドラマ|日本
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