2014
12/01

MOVIE

COMMENT:2

嗤う伊右衛門

公開年:2004年| 製作国:日本

「あなたの優しさが恨めしい・・・」

女がいた。

女は、かつての美しさを失っても
気丈な生き方を貫いた。

女は、無口で愚直な浪人と、祝言をあげる。

新しい生活の中、男はよく働いた。

しかし、女は無口な夫を信じることが出来ず
恨み言をぶつける。

そんな女を、男は静かに見つめていた。

やがて、世間は二人の中を切り裂く。

男は、苦しみ戸惑いながらも、
他の女とまた新しい生活をはじめる。

そして女は、変わらず気丈な生き方を貫くが、
男を忘れられずにいた。
なぜなら、その男は、
恨むには余りに優しすぎたからだ・・・。

———-

これが、日本のラブストーリーです。

階級社会、世間体、そんな現代のラブから
言わせれば
なんてことはない障壁に、二人は振り回されます。

現代のような土壌から宙に浮いたような愛などないからです。
まさに浮いた話です。

結婚も本人同士が、好き合ってだけというだけではなく、
家と家との繋がりも重視するというやつです。

ロミオとジュリエットのように家柄を越えて
飽くまで個人として
愛し合うという事は、
本人たちも選択しないのです。

本作は、そんな大きな制約があるからこそ、
人を愛おしく思い続けることができた
男と女の話しでございます。

———-

日本男児は、黙って背中でアイラブユー。

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コメント一覧

コメントが 2件 あります。

  1. 私 これ 本を 読みました。

    最初 2~3ページ読んで どうしても読む気になれず

    かなり長い間 放っておいたのを

    ある日 気が向いて 読んだら

    チョー面白かった。

    どうして 最初 あの時 読めなかったのか 不思議なくらいです。

    映画は 見てないなぁ

    どうも 本を先に読むと イメージをつくりあげてしまって

    その イメージを 崩したくないのよねぇ

    • いつもコメント、ありがとうございます。

      ありますよね。
      原作が好きすぎて映像ガッカリ。

      でもご心配なく
      本作においてはかなり忠実に再現されています。
      是非、ご覧下さい。

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