2014
11/28

MOVIE

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アンジェラの灰

公開年:1999年| 製作国:アメリカ

「明けない夜はない」

激動の時代を生きる家族たち。

その暮らしぶりは貧しく、
暮らしについていけない、幼い命は次々と絶えていった・・・

兄弟たちの辛い死を乗り越え少年は、強く生きる。

そして、成長した少年は遠い故郷
アメリカに帰る事を夢見た。

少年は、まだ始まったばかりの
自らの人生の先にどんな光を見たのか?

———-

本作の大人たちは
様々な圧制、貧困、責任にのしかかられ
日々、うんざりしています。

そして、その苦しみの捌け口として
物言わぬ子供たちに、親、教師、牧師までもが、
八つ当たりをしています。

しかし、そんな貧すれば鈍する大人たちなど
まるで何処吹く風といったような少年の生き方が
逞しいのです。
時に不可解な程に・・・

「もう少し屈折しても君が、毎日祈りを捧げている
神様は君に罰を与えないよ」と
心配になる位、まっすぐに生きています。

厳しい時代の大人たちは、こんな逞しい子供を好みます。

子供には、些細な大人のミスなど乗り越えてなんだかんだ、
すくすく成長してもらいたいもの。

それが、親心というやつらしいです。

もう一つ、現実でもよく耳にする
「昔は、良かった」と言うセリフ。

良かった昔は、このような子供が居た時代を
指しているのかも知れません。

しかし、本作のような子供は、なかなかいないのです。

多くの子供は、虐げられればキチンと反抗しますし、
ちゃんと屈折します。
大人たちがそうであるように。

最後に、
人類は平等であるべきとは思うのですが
残念ながら平等ではありません。
時に、不平等な現実に押しつぶされそうになる事でしょう。

しかし、それを嘆き続けるよりも、
悲しい時は泣き、楽しい時は笑う。
そんな当たり前だけど、意外と難しい事。
それが出来る本作の少年の人生は、
とても美しいと思います。

———-

本作のような、頑張ってもお父さんになれないお父さんは
実際、世界中に沢山いるんだろうなぁ。

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