ファーゴ
「持つ者と持たざる者。」
男の仕事は、車の販売。
ある日、男は仕事でヘマをやらかす。
追いつめられた男が、とった手段は
妻の誘拐をギャングに依頼して、
その身代金をリッチな義父からだまし取るというもの。
男からすれば、大きな危機を回避するために
ついた小さな嘘であったが、
その小さな罪は、坂道を転げ落ちるように
多くの罪のない人間を巻き込んでいく・・・
———-
嘘をつき通す事は、難しいです。
バレても、周りが笑い飛ばしてくれるような嘘なら
なんてことはないですが、
バレたらヤバい嘘は、常に当事者の生活を
脅かし続けるでしょう。
本作でも嘘をつくのが癖になっている人が沢山でてきます。
もちろん、ヤバいほうの嘘です。
なにがヤバいって
本人たちはヤバいと
思ってないところが、ヤバい。
そんなヤバい人たちを追い詰める女性警官。
彼女は、なんと出産を2か月後に控えた妊婦さん。
身重な体で、明晰な推理を働かせ、
キッチリ犯人を追い込んでいきます。
当倶楽部においても明晰な推理を働かせて
本作のメッセージを読み解いていきます。
この妊婦の警官は優しい夫にも恵まれ、仕事は順調。
もう間もなく生まれてくる我が子の顔を想像して
彼女は、幸せを毎日噛み締めていることでしょう。
対照的に一日中、明日の心配ばかりしている不幸な人々。
それに巻き込まれる不幸な人々。
本作は、そんな、幸せな人間と幸せになれなかった人間の歩む道を
対照的に描いたハードな人間ドラマです。
人間は、どのあたりから道を外れていくのでしょう?
生まれ育った環境でしょうか?
それとも、母のお腹の中にいるときから
決まっているのでしょうか?
皆様の人生は幸福ですか?
もしそうは思わない。
つまり不幸だと思うなら
人生のどの辺りからそう思われますか?
———-
はて、お腹の中で聴こえたのは
子守唄か・・・?
銃声か・・・?
監督:ジョエル・コーエン|主演:フランシス・マクドーマンド
カテゴリ:アメリカ|サスペンス|フ
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