2016
9/06

BOOK

COMMENT:0

特殊清掃
死体と向き合った男の20年間の記録

著:|出版社:

「死を片付ける」

主にご遺体に関係する
特殊な汚染汚損を清掃、処理し
その物件を原状復帰させる業務。

そんな、数ある変わった職種の中でも
かなり特殊な仕事に就いた男。

男は依頼が入ると
出来るだけ早く現場に向かい

愛する人の
腐った肉体の痕跡を前に
どうすることも出来ず立ち尽くす
肉親や知人に代わり

プロとして最後の作業に入る。

男は、なぜそんな仕事に就いたのか?

使命感?信仰心?
好奇心?収入の良さ?

それは、あなたが
今就いている職業に就いた理由と
余り変わらないのかも知れない。

———-

読むほどに
心の芯がツンとして
静かに切ない。

そして、人の儚さと優しさを
再認識出来て、
なんだか、少しほっとする
すごい本。

僕らは、どうやらいつかは、
100%死ぬらしい。

30年以内に来るらしい
大きな直下型地震で運よく生き延びても

独裁者の放ったミサイルが
このままずっと池ポチャし続けても

原発事故が安心完全アンダーコントロールされても

どうやら100%らしい。

しかし、その100%当たり前が
ピンと来ない。

これまた、当然だが
人がピンと来ようが、来まいが
人は突然死ぬ。

死んで、遺体になり
遺体は、崩れていく。

そして、まだ生きている人間は
崩れた遺体をどうにかしなければならない。

詰まり、片付けなければならない。

本書は、
その片付けを生業にした人が
生きている人の為に
片付け続けた20年間の軌跡。

こんな記事もあります。「地下の読書倶楽部」の記事をランダムに 7 件表示中

コメント一覧

コメントはまだありません。

コメントを残す

お気軽にコメントをどうぞ。
メールアドレスが公開されることはありません。 [ * ] のあるものは必須項目です。