スリーキングス
「愚者たちの涙」
大義名分を得た
大国たちが、仲良く手を組んで、
送り込んだ軍隊。
その兵士たちは、
約束された勝利に酔い
帰国までの日を数えながら眠った。
そんなインスタントな近代戦の申し子である
彼らの中から、良からぬ一攫千金を目論む輩が。
彼らが目指したのは、
独裁者の隠し黄金。
果たして、
救済の戦士が企てたビジネス戦争の行方はいかに?
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1990年にイラクがクウェートに
侵攻したのを機に、
国際連合が多国籍軍の派遣を決定し、1991に始まった戦争。
いわゆる湾岸戦争を題材にした作品でございます。
未だに、大国と中東に関する問題は、
人民の為、正義の為と言う建前の裏で
極めて信憑性の高い
きな臭い噂が、流れておりますが・・・
本作は、まさに、
「この人たちは、重たい機関銃を抱え遠路はるばる来て
虐げられた人々を助けにきたのでは?
なのに、本当のところは、何しにいっているのだろう?」
なんて疑問が、沸々と湧いてきます。
兵士たちは、超高度から行われる友軍の爆撃によって
ほとんど、地上で敵に出くわすこともなく勝利しています。
挙句の末、空いた時間で、人の金を盗みだそうとする訳です。
本作の監督は、この不透明な戦争に大きく関与した祖国へ
批判的な姿勢で挑み、軍隊の代わりに
本作を反戦映画として世に送り出したらしいのです。
しかし、そんな単純に反戦メッセージだけを伝えるものではなく
戦争で生まれる。光と闇の表裏一体を鑑賞者に投げかけているように
僕には、感じられます。
彼らの、私欲的な行為に因って偶然救われた命。
そこで、犠牲になる仲間の命。
さぁこれは、単純な反戦映画でしょうか?
是非、ご自分の目でお確かめ下さい。
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砂漠の民が、
星のマークの議会制民主主義に行列を成す日は来るのか?
監督:デヴィッド・O・ラッセル|主演:ジョージ・クルーニー
カテゴリ:アメリカ|ス|戦争
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