2014
9/24

MOVIE

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ロボコップ

公開年:1987年| 製作国:アメリカ

「正義の規制緩和」

かつて、この国の繁栄を支えた
巨大な自動車産業都市は、

相次いだエネルギー施設の事故
がきっかけで発達した
次世代のクリーンエネルギー開発の波に乗れず
衰退の一途を辿り
巨大な犯罪都市に変貌を遂げた。

そんな都市が増え続ける中
この国の
ハンサムなリーダーは、高らかに宣言する。

「これからは、民間に任せればどんどんうまくいく!
私は聖域中の聖域だった警察機構の
構造改革に着手する!
小さな政府が、大きな安全を生み出すのです!」

メディアと多くの有権者は、
この今までには、いなかった
スマートなリーダーの演説に感動した!

そして、その高まる人生イロイロ演説
の裏で、今日も眠らない犯罪都市24時に
出動した警官がいた。

勇敢な彼は、凶悪な犯罪組織のアジトに
ひとり乗り込み、
ズタズタに撃たれ
殉職してしまう。

回収された彼の死体は、家族の元には送られず
民営兵器会社に合併された警察の
研究所で、痛みのともなう改造を受けた。

そして、彼は、
獅子のハートと銃弾を跳ね返す
銀色のボディを持つ
無敵の機械に生まれ変わり
抵抗勢力を一網打尽にして行く。

———-

本作をはじめて見たのは、小学生の頃。

当時の記憶は朧げですが、ターミネーター人気にあやかって、
マシーンがドンパチ派手に暴れ回る映画。くらいの
印象しか残ってませんでした。

本作は、無差別な殺人マシーンのターミネーターとは違い、
ロボは刑事だから

正義の名のもとマシーンの力で、悪人をぶっ飛ばしていいと、
子供心に大義名分を手にした気分で
胸を張って元気いっぱいに、ものまねをしておりました。

つまり、映画の評価としては、ガキの頃に流行った。
ものまねが楽しい、
ハリウッド版特撮アニメ位の位置づけだった訳です。

そして、ある日、ふと齢30にしてもう一度見てみたら
まだ笑えるかなと思い、本作を手にしてみたのでございます。

・・・度肝を抜かれました。
なんとまぁ、エグイ位に痛烈な表現で
社会批判を皮肉たっぷりでお送りしているではありませんか・・・

男がロボにされるまでの経緯、そこに関わる利権、
犯罪、警察への市場からの介入。

描かれている悪夢は、起こりえない狂気なのか?
いやもうすでに…これからも…

こんな痛いメッセージが秘められていたなんて…
ものまねに必死なガキにはわかんなかったっす・・・

初めての方は勿論、
僕の様に、ものまねも含め
もうお腹いっぱいと言う方も
是非もう一度だけ、ご覧ください!

———-

皆さんは「死んだ猫の101の利用法」
という絵本をご存知ですか?

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