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紙の本を読まなくなっているらしいので、これはチャンスと言わんばかりに
日々の読書活動で感じたことをゆるり、ゆるりと書いていきます。
読書の魅力を、森のような優しさと、時に稲妻のような力強さと、
「しかし何よりも良枝には、父、茂の気持ちが一番気懸りなのでした・・・」
的な事で、当サイトに迷い込んだ皆様にいい本を
紹介したいのでございます。
「シンクロ率400%」
その女性は、幼少期から「変」だと
言われ続けていた。
何が、「変」なのかは、本人には解らないが
自分の言動や行動が
家族を戸惑わせる事は、解ったから
彼女は、出来るだけ普通の人間の真似をした。
しかし、彼女は、ずっとうわの空で生きていた。
そんな生活の中
彼女は、大きな転機を迎える
それは、「コンビニ」でアルバイトを始めること
「コンビニ」は「変」な彼女に
制服を着せ、規律とセリフを与えた。
彼女は、「コンビニ」に繋がれている時だけは
世間と関係を結べていくようになる。
さて、「コンビニ」の声は
彼女に、何を与え続けるのか?
———-
感想は、まず「面白かった」
「とりあえず。ビール!」みたいな感じで
「色々感想はあるけど、とりあえず。面白かった!」
コンビニ人間な彼女は
当然、真面目な労働者です。
愛するコンビニの為なら
文句など一言も言わず
働き続けます。
まぁ他人からすれば天職と言いたいところでしょう。
しかし、読み進めていくと
この健全な労働者は
やっぱり、どこか狂っている。
それは、彼女とコンビニの関係。
と彼女自身のバックボーン。
そして、彼女を存在させられない社会。
このどちらかが、狂っているのか
それともどちらも狂っているのか。
それが、解らなくなる。
そこが、面白い!
共同体、組織の一部として
生きることは、トレンドではない昨今。
況してや自身が望まない集まりの
一部として何かをさせられるのは
多くの人が嫌がる事でしょう。
しかし、本作品が改めて教えてくれた事。
それは、事実、僕らは皆
何かを課せられた存在ではないか?という事。
自分で、産まれてくることを選んだ人間は
いないのですから。
本作は、その人間の存在する意味や価値を
違った風景から見続けた
人間の話。
———-
人が通ったところに、道はできる。
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