2014
8/17

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アナザー・ピーチ

アナザー・ピーチ

本日は、巷でまことしやかに噂されている。

我が国の伝説のヒーロー「桃太郎」の陰謀説に
迫ってみたいと思います。

ストーリーは、勿論、ご存知だと思われますが、
当倶楽部の1億二千万人のお客様の中には
帰国子女の方も沢山いらっしゃることと
存じ上げますので。

今一度、桃太郎ライジングからお付き合いください。

じいさま、ばあさま。
平和に暮らしております。

じいさまは、
山に、薪の材料なんかにする小枝を
拾いに行きます。

ばあさまは、川に洗濯に行きます。

そして、
ここからカメラは、ばあさまを捉えつづけます。

実は、この時、じいさまは
悪い山の主と、柴刈り用のなたで
ワイヤーアクションばりの戦闘を展開し
ついには、主を頂きに叩きつけ、これを滅ぼします。

・・・しかし、じいさまは、これを誰にも言わんかったそうじゃ。
めでたし。めでたし。
という事になっていましたが、その話はまた後日に致します。

ばあさまに戻します。

言わずもがな、ばあさまの元に
大きな桃が、流れてきます。

ばあさま。びっくりは、一瞬だけで。

「よっしゃー!!!ジャイアントピーチゲットン!!!
長生きはしてみるもんじゃあ!!!
うひひひひひ」
と桃を持って帰ります。

誰にも称えられる事はない。
戦いを終えた。じいさまは
帰ってびっくり!

二人は、とりあえず食べてみようと
桃を割ります。

そしたら、中から
たまのような男の赤ちゃんが、出てくるわけです。
彼が、桃太郎ですね。

桃太郎、立派に成長すると
人々を困らせる鬼を退治しに旅立ちます。

道中。ばあさまに持たせてもらったきび団子を与え
イヌ、サル、キジを家来にします。

港に着くと、かねてから計画していたように
蛇頭の一味に船を手配し
ファミリーは、鬼ヶ島に向かいます。

そして、桃太郎は
子を攫われた村人たちの血で「みなごろし」
と書かれた紙を
鬼たちに、投げつけ。

いっせいに、飛びかかるのでした。

イヌは噛みつきました。

サルはひっかきました。

キジは突っつきました。

太郎は、かねてから蛇頭に手配しておいた
カラシニコフ・・・。

そして、見事、鬼を退治した。
桃太郎とその一行は。

宝を手に入れ家路と急ぐのでした。
ちゃんちゃん。

もっとさらりと書くべきでしたが、
悪い癖が出てしまいました・・・。
申し訳ございません。

実は、ここからが、本題です。
もう半分きました。どうかお付き合いください!

勿論、この物語はファンタジーです。
しかしながら、この大昔のファンタジーが
我々、日本人のハートをこれ程までに
ぎゅっと掴んで離さない事には、
なにか深い訳がありそうなのです。

その深い訳とは・・・
この物語は、日本人の残酷さを浮き彫りにした。
事件を、元にして作られた物語だった。
からではないかと
当倶楽部は、考えるのです。

そんな、妄想地下ポイント
をいくつか挙げていきます。

その⓵

年老いた。ばあさまが、大きな桃を担げる訳はない。

そう考えると、持ち帰る時点で、赤ん坊のみを
連れ帰った。

だが、生きた赤ん坊が川から流れてくるのは
考えにくい為、何かと一緒に流れてきた事は
間違いない。

その何かは、大きな桃ではなく
太郎の母親の亡骸だったのではないか?

大きな戦、飢饉が度々起き。
さぞ沢山の人が苦しみながら死んでいった時代だったでしょう。

太郎の母親は、お妃様で敵から逃亡する中
幼い息子を抱きかかえ川に身を投げた。

それをばあさまが、保護し、じいさまと育て上げた。

その➁

成長した太郎の決意の強さからすると
歩みを始めたころから、真実を打明けられ
復讐を誓っていたのではないか?

先程、前半で記したように
じいさまは、伊賀の抜け忍です。

じいさまが、山で狩っていたのは
小枝ではなく。
追っての忍びです。

小さな頃から
じいさまから伊賀の特殊訓練を受け、
ばあさまからは、復讐心を植え付けられ
太郎は、強く成長しました。

その➂

旅立つその日に、太郎が持たされたきび団子は、
持つ者が何者か示す。家門だったのでは?

ばあさまは、母親の亡骸を埋める際に
形見として家門が刻まれた何かを回収します。

ばあさまは、この方が高貴な者だという事は
この時知る訳です。

そして、道中、家来にする。
イヌ、サル、キジは
お家が、没落し散り散りなっていた
忠実な配下だったのです。

配下たちは、家門を見せられ
立派に成長した跡継ぎを目にし歓喜します。

そして、太郎の目的を聞き
その言葉に打ち震えながら
旅に同行するのです。

その➂ 鬼とは?

で、鬼です。
もうこれは、お察しの通り
お家を潰した敵方の一族です。

じいさまの神がかりな諜報能力で
敵方の、お里は知れ知れ~。な訳です。

そして、復讐を誓いし
没落の戦士たちは、
一族の無念をそして、母の無念を晴らす為
怨敵に、鬼神の如し向かっていき。
遂には、長年の目的を果たすのでございます。

・・・しかし解せないのです。

太郎が、戦闘マシーンだとしても
シュワちゃんよろしくのマシンガンなどない時代です。

3人の配下がアイラブ太郎に命を預け
青春片道きっぷの如く敵に向かっていったとしても
残念ながら、4人にしかいないのです。

では、なぜ勝てたのか?

論理的に考え、もっとも納得できる答えは・・・

鬼は、非戦闘員だった。
これです。

それを裏付ける。
文章が、本作に記されていました。

イヌは噛みつきました。

サルはひっかきました。

キジは突っつきました。

・・・まるで相手を殺傷する気が
感じられません。

太郎のヘイトスピーチに
焚きつけられた。
先程までの部下たちの高揚感は、どこにいったのでしょう。

無抵抗の女、子供、老人を
まさしく鬼の形相で追い立て斬りつける。
太郎を見て、戸惑いを隠せない様子を
この箇所は、描いていると、考えられます。

静まり返った村で太郎は言います。

「はぁ・・・はぁ・・・母上の仇を
ついにとったぞぉ・・・はぁ・・・はぁ」

「おじい様とおばあ様に約束した通り
宝をうんと持って帰るぞ!」

3人は、太郎の言葉に静かに頷き
民家に隠してあった。
米、塩、味噌。おそらく村人が
落ち武者から剥いだ刀、鎧を
山のように船に積み、帰路に立ちます。

息子の凱旋を大喜びで迎えてくれた
老夫婦は太郎が嬉々として話す様子をみて
喜び、泣いて、それから毎日、幸せに暮らしたそうです。

・・・この話のフィクサーは誰なのでしょうか?

太郎を使い、私腹を肥やそうとした。老夫婦でしょうか?

それとも、
もう認知症が進んでしまっている。
年老いた母親の話を聞いた太郎自身が
勝手に誇大妄想に囚われ凶行に及んだのでしょうか?

いや、やはりじいさまの
忍法帖はまだ終わっておらず。
殺された村人は、伊賀に関する者たちだった?

ドラえもんは、のび太の長い長い夢だった?

申し訳ございません。
当地下倶楽部の情報収集システムでは
結局、あと一歩のところで
真相には、至りませんでした。

尚、調査は続行致します。
皆様でも、お気づきの点がありましたら
是非、ご一報頂けますように
お願い申し上げます。

———-

くれぐれも、単独で調査はしないで下さい。
大きな陰謀には常に危険が付き纏いますので・・・。

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