2014
9/16

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フォッサ・マグナ!

フォッサ・マグナ!

フォッサ・マグナ。

それは、民族間の溝など
ドブ位の深さにしか感じない位の
ものすごく深い溝。

そして、日本の起源。

はじめて、その名を
耳にしたのは
小学校の教室。

心配になる位、マジメなあの子も
鉛筆を動かす手を止めて

詰まらない授業に
ずっと、寝ていた子も飛び起きて

始めて聞いた、その名を口ずさむ。

「フォッサ・マグナ!」
「フォッサ・マグナ!」
「フォッサ・マグナ!」

いつしか、教室は
激しい和太鼓の音色と共に
大合唱に包まれる。

この名を叫ぶと
何故こんなに、口が喜ぶのだろう。

それは、その昔、この小さな地が
ドロドロとした熱に包まれたまま

大海からひょっこり、頭を出し
湯気を上げた火口から
最初に上げた言葉だったから。

いわば、それは、この地の産声。

僕らは、その誕生をいつまでも
祝いながら、今日を生きる。

フォッサ・マグナ。

・・・しまった。
確実に日本語じゃないな・・・

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