聖なる嘘つき/その名はジェイコブ
「とびっきりの嘘バラまいて」
第二次世界大戦中、ポーランドに
作られた。
ユダヤ人居住区「ゲットー」
彼は、そこで仲間と共に、暮らしていた。
僅かな食糧を食べ、
僅かな希望を抱き
ドイツ兵に怯えなら日々を重ねていた。
ある日、彼は、ドイツ兵の持つラジオを
聞き、ソ連軍が街に迫っている事を知る。
しかし、それの放送が意味するものは
ドイツからの解放が
日々、近づいている事とは、必ずしも言い難いものだった。
人々は、彼の話を聞き、
彼自身がラジオを
隠し持ち、日々正しい情報を得ていると
憶測をはじめる。
そして、彼は、迷った末、
人々に希望を与える為
嘘を付き続ける。
———-
本作は、故ロビン・ウィリアムス主演作品。
そして、同じくロビンの主演作品「グッドモーニング・ベトナム」
から12年の時を経て
再度、彼のラジオ放送が、戦場に鳴り響き
人々の心に、希望の火を灯していく。
僕は、ロビンの訃報を知り
改めて、本作を鑑賞させてもらいました。
少し、内容の話しになってしましいますが、
ロビン演じるジェイコブは、
スーパーヒーローでは、ありません。
心優しい人間ではありますが、
過酷な状況の中で、多くの人と同じ様に
自分の事で精一杯な人間です。
ジェイコブは、仲間から期待されていくのを
なかなか、好くは思えません。
自分はただのパン屋だし、
ジャムパンを作れても
皆を引っ張って行くカリスマなど作れない
と、彼自身、よく理解しているのです。
でも、彼が運んでくる希望が
人々の明日1日を生きのびる糧になる事に
気付き、ボロボロになりながらも
嘘を付き続けたのです。
そんなジェイコブを見ていると
俳優でないロビン自身への人々の
期待と現実が
重なって見えてしまうのです。
そう思うとなんだか、
余計に悲しく思える作品です。
ロビンの微笑みを見るたびに
考えてしまう。ある思い。
あなたなら、どんな悲しみも
本作の少女と踊るように、キュートなリズムで
乗り越える事が出来たはずでは?
・・・いや、そんな事は僕には解らない事でした。
でもまぁ、とにかくロビンの作品はずーっと、最高。
あなたが、嘘付きでも、世界中のあなたのファンは幸せでした。
そして、これからも。
監督:ペテ・カソヴィッツ|主演:ロビン・ウィリアムズ
カテゴリ:アメリカ|セ|歴史
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