サンダルは飛んでいく。
ガキの頃の話でございます。
立ちながら、ブランコを片足で漕いで
勢いが溜まったところで、靴を前に飛ばし
飛距離を競う。
いわゆる「くつとばし」
今思えば、何が楽しいんだ!?と思う。
このシンプルな遊びが
当時の子供たちに
一大センセーションを巻き起こしたのです。
子供は遊びの天才。
あっという間に、遊びは、改良されていき
地域によって独自のルールが設けられ
ネーミングも「くつとばし」が「ケッチャム」
となぜそう名付けた?と
名探偵ホームズもお手上げになる程に、
謎の変化を遂げていきます。
そして、より飛ばし易さを追求した結果。
スニーカーよりサンダルとなる訳です。
当時我々は、団地の真ん中に位置する公園で
くつとばし、つまりケッチャムを
(以降ケッチャムで表記します。悪しからずご了承下さいませ)
楽しんでいました。
そして、もう最終的には、
飛距離がワールドクラスになっていた訳です。
まぁガンガン、人様のベランダ、窓に直撃する訳です。
休みの日に、テレビなんか見ていたら窓に
ポコッ、ポコッ、ポコッと
謎のゴム飛行物体が、ぶつかる訳です。
平和な日本では、予想もつかない出来事に
さぞかし住人達は、びっくりした事でしょう。
今更ですが、大変申し訳ございませんでした・・・。
びっくりして出てきた大人たちは、
少し怒っていましたが、笑いながらサンダルを
返してくれるのでした。
「裸足で歩くとケガするよ」なんて言いながら。
甘えてすいません。
悪ガキたちに、優しさをありがとうございました。
そして、当時、日本を訪れていた
サイモンとガーファンクルが、
この「くつとば・・・」「ケッチャム」をする。
我々を見て、世界的なヒットになったあの曲を
作ったのは余りに有名な話です。
少年たちのサンダルは、アンデスの山々にまで届いた・・・。
カテゴリ:雑文
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